キッチンリフォームを考えている人が一番ほしいのが高額なシステムキッチンではないでしょうか。
キッチンリフォームは決して安い買い物ではないで、少しでも安くできればと思うものです。
そこでキッチンリフォームを少しでも安くする方法をいろいろな観点から紹介します。
システムキッチンを選ぶときにできるだけ安くする
システムキッチンの価格は、同じブランドでも素材や仕上げ、設備のグレードの選び方によって大きく変わってきます。
一般的にワークトップは人工大理石よりも、ステンレスの方が安いです。
扉の仕上げでは、塗装仕上げのタイプよりシート貼りの方が安いことが多いです。
また、ステンレスや人工大理石にそれぞれランクがあり、グレードにより扉材も区分されています。
設備では、機能を抑えたガスコンロやブーツ型のレンジフードといった設備を選ぶと安く抑えられます。
キッチンメーカーやリフォーム会社では、格安のシステムキッチンを展開していることもありますが、費用を抑えたことで後悔しないか、素材や設備などの仕様を確認しておくことが大切です。
◇アウトレットのシステムキッチン
キッチンをリフォームしたいけど予算がない・最新のシステムキッチンは高くて手が出ないなどという悩みを持った人は多いのではないでしょうか。
キッチンをリフォームしたいと考えている人の中には、こういう悩みを持っている人が非常に多くいます。
システムキッチンメーカーのサイトやショールームでは、最新モデルが全面的にプッシュされているため、キッチンを大幅に改造するとなると費用も高額になると考えるのも無理はないでしょう。
しかし、キッチンの型にこだわらないなら、最新ではなくアウトレットのシステムキッチンを選ぶという方法があります。
アウトレットのシステムキッチンは小さな傷や汚れなどの理由から、通常の価格よりも低価格で購入することができるので、条件さえ合えばお得です。
キッチンのリフォームを格安で行うには、アウトレット製品を利用する以外に、DIYでキッチンリフォームを行うという方法もあります。
次では、キッチンのDIYでできること、できないことを詳しく紹介します。
◇キッチンのリフォームでDIYできること
キッチンリフォームを格安で行いたいのであれば、シンプルな機能のキッチンを購入し、足りない点をDIYで補うという方法がおすすめです。
DIYでは、既存のシステムキッチンを解体・交換するのは難しいでしょう。
シンクは天板とビスでつながっているため取り外すのは難しく、ガス菅の接続には資格が必要になります。
そのため、キッチンの解体と交換まではリフォーム会社やキッチンメーカーに依頼し、使い勝手を良くするためのリフォームを自分でDIYしましょう。
たとえば、収納が少ないキッチンの場合は壁につっぱり式の柱を自分で設置して棚にしたり、収納棚の中を仕切って使いやすくしたりといったことができます。
また、作業台の高さが身体に合わず調整したい場合は、厚手のマットを取り入れることができたり、スリッパを使用したりといった工夫でフィットさせられます。
◇安いシステムキッチンの理由
同じメーカーのキッチンで、性能があまり変わらないのに格安となる理由には次の2つがあります。
1つは型落ちの製品であること。
どこのメーカーも常に新しいキッチンを製造、販売しています。
機能の変化やデザインの流行などの理由から、新しいキッチンが出ると古い方は型落ちとなり、価格がグーンと下がります。
リフォーム業者の中にはこうした型落ち製品を積極的に販売して、リフォーム費用を安くして販売しているところもあります。
最新の機能やデザインにあまり関心がない人であれば、型落ちキッチンは願ったり叶ったりではないでしょうか。
もう1つは、先ほど少しご紹介したアウトレット製品です。
アウトレットというのは一般的に若干の傷や汚れ、へこみなどがあり、通常の店舗では製品として販売できない品のことで、通常価格よりも格安で販売されていることが多いです。
製品の状態によっても価格は変わりますが、3割引や半額となることも珍しくありません。
システムキッチン市場でもアウトレット製品を取り扱う販売店はたくさんあるため、多少の傷や汚れなどが気にならなければ店舗を一度訪問してみると良いでしょう。
アウトレットと近いもので展示品、新古品というものがあります。
これらはショールームやモデルルームで展示品として使用されていたキッチンで、未使用であることがほとんどです。
車でいう新古車と同じようなものです。
安い製品には必ず理由があります。
価格だけに注目し、条件をよく確かめずに購入してしまうと、せっかくお金をかけてリフォームしても満足がいかないこともあります。
キッチンのリフォームを格安に行うコツ
キッチンのリフォームをしたいけど、あまりお金はかけたくないという人は、次の4つのポイントを守ってリフォームプランを考えた見てください。
◇キッチン本体を格安で手に入れる
安さにこだわったキッチンリフォームにおいてシステムキッチンを格安で購入できる店舗を徹底的に調べることは、何よりも大切です。
システムキッチンはメーカー、リフォーム会社、ネットショップなどで取り扱っています。
また、意外なところではありますが大手家電量販店でも展示品の入れ替えタイミングでたまにセールを行うことがあります。
リフォーム業者は、解体費や設置費、古いキッチンの処分費を含んでいる価格を提示するのが一般的ですが、中にはキッチン本体の価格だけを出している業者もたまにあります。
キッチン本体は格安だったけど、既存のキッチンの解体・設置までの費用を合わせたら他の方が安かったということのないように、施工にかかる費用や古いキッチンの処分費なども含めたト^たる金額がどうなるかを確認しましょう。
◇できる限りシンプルな商品を選ぶ
システムキッチンというのはどんどん新しい機能が登場しています。
最新のシステムキッチンを見ていると、足元で水道の操作ができるフットスイッチや多段式シンク、自動調理機能やスライド収納など、見ているといろいろな機能に目移りしてしまいそうです。
しかし、目的が格安でキッチンリフォームを行いたいというのであれば、できる限りシンプルなものを選ぶのが鉄則です。
キッチンは多機能、高機能になるほど高価になるため、予算内に収めるには機能を絞る必要があります。
キッチンの機能には後から付けられるものがたくさんあります。
気になった機能は後付けできるかチェックしましょう。
後付けできるなら、リフォーム時には見送って、いずれ予算が取れるときにつければ良いのです。
最初にたくさん機能を付いたキッチンを購入し、使っているうちに機能はほとんど使わなかったから値引きしてというわけにはいきません。
機能が置ければ多いほど高額になることをしっかりと把握して、本当に必要と思う機能だけがついたキッチンを選びましょう。
◇アウトレット商品を活用
アウトレット商品には必ず安い理由があります。
しかし、その理由が納得できるもので、なおかつさほど気にならないようであれば利用しましょう。
天板の傷以外はOK、見えないところの汚れならOKといった自分なりの許せる基準を持ち、実際の商品を目で見て確かめてから判断しましょう。
◇キッチンの位置を動かさない
キッチンの位置変更のリフォーム費用は一気に上がります。
水回りの位置変更をすることは排水管の位置も合わせて調整しなければいけないため、作業が大掛かりなものになります。
シンクやコンロの位置を動かすと、およそ150万円?の費用がかかるでしょう。
あまり費用をかけないでイメージを一新したい場合は、既存のキッチンの作業台を延長する、既存のキッチンにカウンターを設置するといったやり方がおすすめです。
水回りの位置を変更しないリフォームなら、価格を抑えられます。
既存のキッチンの使える部分はそのまま使うことで、予算を抑えて上手にリフォームを行ってください。
キッチンリフォームを格安・激安にするポイント
ここからは、キッチンリフォームの費用をおさえるための、具体的な方法を紹介します。
◇キッチンの位置を動かさない
キッチンリフォーム費用が高額になることを防ぎたいのであれば、キッチンの設置場所を移動しないことです。
キッチンの位置を変更すると、移動前・移動後の床の補修を行わなければいけない上に、水道や電気工事も別途発生してしまうことがほとんどです。
壁付けキッチンを対面キッチンに変更するリフォームは人気ですが、キッチンの交換工事を安く行いたい場合には向きません。
また、同じレイアウトのキッチンの場合でも、シンクとガスコンロの位置が逆になる場合には注意しなければいけません。
◇システムキッチンのグレードを下げる
新しいシステムキッチンにかかる費用はキッチンリフォーム費用の大部分を占めるのです。
そのため、システムキッチン自体の価格をどれだけ抑えられるかが重要になります。
人気が高い主要メーカーのシンプルグレードの商品は、K社のラクエラや、R社のシエラ、T社のミッテなどがあります。
また、スタンダードグレードなどのキッチンを選ぶ場合でも、選べるカラー・素材・部位やオプションに注意すれば、価格を抑えられます。
リフォーム後に後悔しないために、不要な設備・機能をきちんと絞り込んでおきましょう。
なお、部位・部材のグレードを選ぶときには、ショールームで実物を確かめるようにしましょう。
扉材・ワークトップ・シンク
扉材やワークトップ、シンクには様々な素材が使われています。
扉材は、面板の質がかなり異なり、化粧シートで仕上げたものが安く、美しいツヤがある塗装タイプのものは高価です。
ワークトップやシンクは、ステンレスが圧倒的にリーズナブルです。
ステンレスと並んで好評な人工大理石は、ステンレスの2倍程度の価格です。
どうしても人工大理石のキッチンにしたい場合は、予算組みに注意しましょう。
水栓
水栓は、シャワー付きのものや浄水器一体型のもの、タッチレスで出水・止水ができるタイプなどは、メリットに家事が効率的になったり節水になったりというがありますが、初期費用が2~6万円位変わります。
長い目で見たら、どの水栓を採用するのが得か、じっくり検討してから決めましょう。
レンジフード
レンジフード(換気扇)も、機能や形状によって価格が変わります。
お手入れ簡単でスタイリッシュなスリム型やフラットタイプは評判が良いのですが、設置費用を抑えたいのなら、ブーツ型を選ぶ方が安いパターンが多いようです。
また、最近人気の自動洗浄タイプなどは掃除が楽ですが、高額なものが多いです。
グレードの違いはリフォーム会社に聞く
各部位の選び方について紹介してきましたが、安く抑えるための部材は自分では判断が難しいこともあります。
そのようなときは思い切って、リフォーム会社に相談しましょう。
自分の予算を提示して、安くできる組み合わせをプロにアドバイスしてもらうことも、満足できるリフォームを行うための近道です。
◇シンプルな商品を選ぶ
また、予算以外の要望が特にない人でしたら、大量生産品や在庫限りの商品を選ぶとお手頃価格で入手できます。
先ほどご紹介したコンロや水栓などで、こだわりたい点が少ない方にはこの方法が最適と言えます。
◇アウトレット商品を活用する
旧型の製品や展示品を割引価格で販売しているアウトレット商品を利用するのもできるだけ費用をおさえる手段のひとつです。
ただし、アウトレット品は、保証期間が一般のシステムキッチンとは違うケースもあるので、購入前にデメリットも知っておきましょう。
キッチンリフォームをできるだけ安くする方法!まとめ
キッチンリフォームを行うときのシステムキッチンは高額で手の届きにくい品物です。
そんなシステムキッチンでもちょっとしたポイントを押さえておけば安く手に入ることをいくつか紹介してきました。
最新式の高性能キッチンにこだわらなければ、いくらでも安いシステムキッチンを設置できるという事がわかったのではないでしょうか。
ただ今、お電話すぐに対応いたします。