キッチンリフォームと言えば、当然プロの業者へ相談してどのようなキッチンがあり、どれを選ぶにしても本人が決めてから工事は全て業者へお任せというのが一般的でした。
最近はキッチンリフォームを自分ですることも可能な時代になりつつあります。
自分で好きなキッチンを選んでから、設置作業を自分で行います。
そんなキッチンリフォームのDIYの最新情報を紹介します。
キッチンリフォームをDIYする
自分が使いやすいキッチンや自分好みのデザインのキッチンをつくることができるということがキッチンDIYの一番の魅力です。
では、どのようにしてキッチンをリフォームしていけばよいのでしょうか。
キッチンリフォームのDIYのメリットと一緒にカスタマイズできるキッチンのパーツやカスタマイズの手順について紹介します。
◇キッチンリフォームをDIYするメリット
間取りを活かせるキッチンが作れる・自分の好きなキッチンパーツを組み合わせて、カスタマイズを楽しむことができる・自分の好きなデザインや機能が付いた機器を選ぶことができる・キッチンパーツを変えることでキッチンの雰囲気を簡単に変えることができる・システムキッチンに比べて、コストを抑えることができるという事がキッチンリフォームをDIYするときのメリットです。
◇DIYできる主なキッチンのパーツ
自分でカスタマイズすることができるキッチンのパーツはメインキャビネット・シンク・設備機器・収納の4つです。
そしてパーツごとに自分の好きなデザインや機能があるものを選んで、組み合わせていくだけの作業で簡単にできます。
カスタマイズできるパーツを詳しく見てみましょう。
メインキャビネット・天板(素材)、扉(素材・色・取っ手)・シンク(形状・素材)、水栓種類・設備機器・加熱機器(ガス・IH)、食洗機、レンジフード・収納としては取り付け棚、飾り棚などがあります。
キッチンリフォームをDIYするときの手順
キッチンをカスタマイズしていく上で、押えておくべきことやその手順について紹介します。
◇必要な道具を用意する
DIYでキッチンを造るときには、道具が必要になります。
少なくとも次の道具くらいは揃えておきましょう。
電動ドリルドライバー・電動工具用ビット・のこぎり・かなづち・ドライバー・クランプ・メジャー・曲尺などが必要です。
基本的にはいずれもホームセンターで購入できます。
ホームセンターには何種類もの工具が揃っていて、どれを選んでいいか迷うかもしれません。
その場合は、店員さんに相談して、最適な道具を見繕ってもらいましょう。
その時はアルバイトではなく社員に聞かないと正確な情報をもらえません。
◇キッチン間取りの計測
まずは、キッチンを設置する場所の計測を行いましょう。
この計測に基づき、キッチンキャビネットや収納などのレイアウトを考えることになるので、できるだけ正確に測定するようにしましょう。
キッチンをDIYで造るにしても、市販品も組み合わせて造ることになるので、一般的なキッチンのサイズくらいは頭に入れておき、それが入るのかどうかチェックしてましょう。
一般的なキッチンサイズは奥行:65cm・間口:165~360cmとなります。
一般的なキッチンの奥行は65cmです。
実際には10cmの造作壁を設けることになるので、10㎝ほど長い75cmくらいの奥行が必要になります。
間取りは165cmが最小サイズです。
コンパクトなものになると100cm程度のものもありますが、料理を快適に使いたいなら165cm以上がおすすめです。
◇キッチンの種類を決める
計測後に行っていく作業としては、自分が作りたいキッチンを図にしてみるのが一番です。
設置するスペース次第ではキッチンのレイアウトが限られてしまうことがありますが、それも最終判断は図面にしてみないことには分かりません。
さらに収納なども付け加えるとなると、頭の中のイメージだけでは無理です。
簡単なものでいいので図にして、正確な完成イメージを持ちましょう。
また、キッチンのレイアウトを以前とは変えて新しくしたい場合は、新たに排水や電気・ガス工事を行わなければいけません。
Ⅰ型はコンロ・作業スペース・シンクが一列に並んでいる横長のキッチンです。
Ⅱ型はコンロ・作業スペース・シンクを二つに分けて平行に配置したキッチンです。
L 型はコンロ部分と作業スペース・シンク部分を分割して配置したL字型のキッチンとなります。
アイランド型はシンクや作業スペースの部分をキッチンの中央に配置しています。
◇パーツや素材を選ぶ
キッチンの雰囲気をどんなふうにしたいかで取り入れる素材も異なります。
例えば、木製のものを取り入れるとナチュラルな雰囲気のキッチンになりますし、ステンレス製のものを取り入れるとスタイリッシュな雰囲気のキッチンになります。
また、扉などに取り入れる色も大きくキッチンのイメージを左右してくるので、自分のイメージするキッチンに合わせてそれぞれのパーツや色を選ぶと良いでしょう。
そして、キャビネット・シンク・設備機器・収納といった各パーツに、自分の好きなデザインや機能を持ったものを選んでいきましょう。
DIYでつくれるキッチン
最近は業者へ依頼しないでDIY専用のキッチンが販売されています。
具体的にどのようなキッチンがあるのかを見てみましょう。
◇I社のキッチン
おしゃれな家具や雑貨が人気のI社で取り扱われているキッチンなどは最初からDIYを意識して自分で組み立てられるようになっているので、キッチンのパーツを組み合わせて自分が好きなキッチンを作れます。
しかし、部品が多く組み立てが複雑になってしまうので組み立てに自信がない人にはお勧めしません。
自分で組み立てるのが難しい場合には、I社の組み立てサービスなどを利用してみると良いでしょう。
また最近ではI社の家具の組み立てに対応してくれる業者もあるので、業者に問い合わせてみて下さい。
◇DIYキッチン
DIYでつくれるキッチンとして注目されているアイテムが、その名もDIYキッチンです。
自分で組み立てることのできるシステムキッチンとなっていて、ドライバー1本あれば、誰でも簡単に組み立てられます。
ビルトイン機器は自由に選ぶことができ、ワークトップやシンクは使いやすさとデザイン性の高さを追求しています。
自分で作れるという魅力はもちろんですが、何より嬉しいのが、デザインがシンプルで美しいということです。
もちろん、組み立てられないようなときは工事サポートもあるので、既存のキッチンの撤去や下地処理など、自分で施工することが難しい範囲だけでもサポートしてもらうこともできます。
◇その他に自分でできること
自分でできるキッチンのDIYですが、簡単なものであれば自分でも作業を行うことが可能です。
キャビネットの扉を新しくする・新しい取っ手をキャビネットに取り付ける・作業台や収納棚を組み合わせて設置する・キッチンの壁をタイルやリメイクシートを使っておしゃれにする・作業台をタイルにするなどの作業は自分で行うことができます。
自分の気に入ったキッチンで調理できるのはとても楽しいものです。
自分でできる範囲の作業をするのであれば、コストも抑えることができるので挑戦してみてはいかがでしょうか。
業者に任せるべきポイント
いくらキッチンリフォームをDIYするからと言ってすべての作業をDIYできるわけではありません。
どうしても業者へ依頼しなければいけない専門的な作業もあります。
そんな作業には何があるかを見てみましょう。
◇電気・ガス・水道工事が発生する
キッチンは電気やガス、水道を使用するので、キッチンのDIYに電気・ガス・水道の工事が必要な場合には資格を持っている専門家が工事を行わなければなりません。
例えばビルトインコンロにはガスの配管を接続することになりますが、この作業を行うには資格が必要です。
安全性という意味でも、必ずプロの業者に依頼してください。
また、シンクの交換をDIYするのも素人には適していません。
シンクの交換そのものには資格はいりませんが、そもそもシステムキッチンのシンクは単体での交換ができないようになっています。
システムキッチン全体の交換になり、システムキッチンは業者が取り付けなくてはいけません。
たかがシンクと思っていても、排水管の接続などの大事な作業がありますので、こちらも必ず専門業者に依頼しましょう。
◇キッチンのレイアウトの変更に伴う工事の発生
キッチンのレイアウトを大幅に変更する場合は、既存の壁を取り除く必要が出てきます。
このような場合には、素人が行える作業ではないので専門業者に依頼して作業を行ってもらいましょう。
キッチンリフォームをDIYできるの?まとめ
ここまで、キッチンリフォームと言えば業者へ依頼するものと思っていた作業を、自分でDIYできるキッチンが販売されるようになってきていて、そのDIY手順について詳しく紹介してきました。
ただし、キッチンリフォームの中でもすべての作業をDIYできるというわけではなく、業者へ依頼しなければいけない作業もあるという事がわかったのではないでしょうか。
キッチンリフォームをできるだけ安く済ませたいと考えている人は、ぜひこちらで紹介している情報を参考にしてください。
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