今使っているキッチンが古くなり寿命を迎える時期が来たときに新しいシステムキッチンに交換しようか悩むところです。
システムキッチンは決して安いものではないので十分に注意してきめましょう。
新しくシステムキッチンを交換して失敗して後悔しないためにも、選び方や注視なければいけない点について詳しく説明します。
キッチンリフォームの後悔
ここまで新しくキッチンリフォームを行ってから後悔したケースを詳しく見てみましょう。
◇キッチンパネルの取付範囲が狭かった
キッチンパネルとは、キッチンの壁にとりつける汚れに強くて掃除がしやすいパネルです。
メーカーによっては「キッチンボード」や「壁パネル」と言うこともあります。
キッチンパネルは高価なので、汚れに強い壁紙で仕上げたり、DIYでタイルやレンガを貼ったりする人もいます。
掃除があまり好きじゃない人には、汚れに強いキッチンパネルがおすすめです。
半独立型の壁付けキッチンにパネルを取り付けていきます。
キッチンパネルを取り付けた範囲は、しっかり検討したというわけではなく、リフォーム前のキッチンと同じ範囲に貼ります。
キッチンの壁紙には、汚れに強いコーティングがされた壁紙を選びましょう。
でも、やはりコンロ周りは、キッチンパネルを貼っておくべきです。
逆に、換気扇より上の部分は要らないかもしれません。
◇ガスコンロでもIH専用電源を引いておけばよかった
ガスコンロを選んだ理由としては、今まで使い慣れているガスの方が、火加減の調整も簡単・IHよりガスコンロの方が本体価格が安い・ガスコンロを使っていてIHだったらいいのにと思ったことがない・ガスなら今使っている土鍋等がそのまま使える・今後もIH非対応のフライパン等を購入した方が安く済む・停電してもガスコンロは使えるなどの理由でガスコンロにしました。
でも実際に使っていると、やっぱりIHにしておけばよかったかなと思うこともあります。
まぁ、年齢的に今はガスでもよくても、高齢になった時はやっぱりIHの方がいいんだろうなぁと思ったりもするのではないでしょうか。
システムキッチンの耐用年数は長めに見積もって20~30年ですが、ガスコンロの寿命は10~15年です。
つまり、キッチン全体のリフォームより先に、ガスコンロの交換をしなければいけなくなります。
その時、ガスコンロではなくIHに交換できる選択肢も残しておいた方がいいと思いませんか?業者さんの話だと、ガスコンロを設置したとしても、将来的にIHに交換できるように、あらかじめIH用の専用電源を引いておくという事もできるそうです。
IH用の専用電源を引く工事は、新築時、または壁も壊すリフォーム時でないとできません。
リフォーム前にそれを知っていたら、IH専用電源だけでも引いておきたかったなと後悔してしまいます。
最近はIH対応の土鍋もあるし、IH対応商品がどんどん増えて安価になっています。
◇キッチン大きすぎ!コンロとシンクが離れてて使いにくい
あまり深く考えず、リフォーム前のキッチンと同サイズにしました。
ショールームのスタッフさんも結構大きい方ですので、収納は十分間に合うと思います!なんて肯定的な意見を言ってくれていました。
それまで暮らしていた賃貸マンションのキッチンが狭く使いにくかったので、今度は大きなキッチンで使いやすくなる~!とウキウキだったのですが、実際にリフォーム後のキッチンで料理してみると大きすぎて不便な部分が多々出てきて、もう少し小さい方が使いやすいなと感じるのは、こんな時です。
大きな鍋で茹でた野菜や麺類を、コンロの上でザルにとって、シンクに移動して水洗いするシンクで水洗いした野菜を、コンロ上の鍋に投入するフライパンの上で卵を割って、その殻をシンクの三角コーナーに捨てるなどしなければいけません。
1歩で移動できないし、調理台の上に水が落ちてしまうんです。
後悔しないキッチンリフォームの考え方
新しくして無キッチンを交換して後悔はしたくありません。
後悔しないで済むようなキッチンリフォームの考え方を見てみましょう。
◇ダイニングテーブルを想定
キッチンそのものも大切ですが、LDK全体のバランスも重要です。
作った食事をダイニングテーブルに運ぶ作業や片付けは毎食のように当たり前にある行動です。
その動線や高さなど、ダイニングテーブルを置く場所、どのようにキッチンを存在させるのかを意識してキッチンを選ぶことで毎日の家事の効率も上がります。
◇広いと嬉しいシンク
自宅のシンクはどれくらいの大きさですか?例えばフライパンを置いたときにどれくらいのスペースが余りますか?取っ手の取れるような便利な調理器具を使っている家庭ばかりではないので、調理器具を洗うというのは窮屈な思いをします。
おおよそ幅70cmと言うのが使いやすい広さと言われています。
家族が多い方は幅85cmなんていうタイプもあります。
もちろんキッチンのメインはシンクではないので、調理スペースやコンロのスペースなどを総合的に考えたうえでなるべく広いスペースがとれると洗い物もストレスなくできます。
また、そんなに横幅をとれないという方には、シンクに蓋をして作業スペースにするというタイプのキッチンもあるので参考にしてみてください。
◇最高の動線
自分の周り360°の手が届く場所に全てのものがあり、歩かなくてもくるくる回るだけで完結するのは一番理想です。
しかし、なかなか現実にはそんなことはありませんので、調理に必要な動きを少しでも減らし、マルチタスクで動ける環境というのが効率的にも良いのではないでしょうか。
結論として、背面カウンターです。
調理をしながら、後ろにはオーブンレンジ、炊飯器、キッチンボードといった料理に使うものがすぐに手が届く状態は作業効率をグーンと上げてくれます。
また、ストレスも感じにくくなります。
使いやすい動線を考えて背面カウンターも検討してみると良いと思います。
付けてよかった!便利なオプション
システムキッチンの新設をするときに付随して設備を設置します。
その時に便利な装備について詳しく説明します。
◇ビルドイン食器洗い乾燥機
なんと、夫婦間でもめるのが家事の堂々の第1位は食器洗いです。
さらに、心理学的にも旦那が食器の後片付けをすると夫婦の仲が円満になるという研究結果もあります。
それは、結果に表れにくく、達成感がない作業に負担を感じていることを理解してくれるからだと考えられています。
それだけ食器洗いというのは面倒で負担のかかる作業です。
それも毎食後ですからなおさらです。
もちろん備え付けをおくのもいい考えですが、ビルドインならキッチンの上もすっきりするし、スペースにも見た目にも、更に気持ちにも余裕が生まれるのでこれは必須と言ってもいいでしょう。
◇タッチレス水栓
タッチレス水栓とは、手をかざすだけでセンサーが反応して自動的に水が出る水栓のことです。
ハンバーグを作っている手を洗いたい時、蛇口をひねったり、押したりすることを少し躊躇するものです。
タッチレス水栓があれば触れることなく手を洗えます。
また、流しっぱなしにならないので水道代の節約にもなります。
◇ハンズフリー水栓
タッチレス水栓と同じじゃないの?と思う人も多いでしょう。
ハンズフリー水栓とタッチレスとはセンサー違いと言えば、ハンズフリー水栓は吐水口にセンサーが内蔵されている為、吐水口に手をかざすと水が出る仕組みです。
ハンズフリー水栓は物や手の位置と動きを感知して水の出し止めをします。
つまりタッチレス水栓との違いはかざす必要はなくそれすらも感知してやってくれるということです。
当然タッチレス水栓よりも節水効果があります。
◇セラミックワークトップ
キッチンのワークトップの素材をしっていますか?人工大理石?人造大理石?ステンレス?いま一番優秀といわれているのがセラミックです。
このセラミック素材は調味料などの液体が染み込みにくいため美しさを保ち続けられます。
また、硬い素材で傷にも強く、高温の鍋やフライパンを直接置いたとしても変形が起こりにくいという特徴もあります。
使いやすいキッチンにするための間取りや収納の基礎知識
リフォームしてキッチンは新しくなったのに、キッチンが使いにくくなっては意味がありません。
ここではリフォームに合わせてキッチンを使いやすくするためのポイントを紹介します。
◇使いやすいキッチンレイアウトの基本
使いやすいレイアウトのポイントは調理の流れを意識した配置と、キッチン内の動線を意識したものです。
調理の流れとは、冷蔵庫から食材を取り出し、洗って、刻んで、加熱調理して、配膳するという一連の流れのことになります。
次に考えることはキッチン内の動線です。
動線が悪いと使い勝手が悪く、家事を効率的に行うことが出来ません。
一つの動線の組み立て方として、コンロ、シンク、冷蔵庫の3点を結ぶ三角形の辺の合計が510cmだと快適な作業が出来るレイアウトです。
リフォームの際にはこの法則を意識するとよいでしょう。
◇使いやすいキッチンの寸法
キッチンの寸法で特に気を付けたほうがよい点として、キッチンの高さと通路幅があります。
最近のシステムキッチンは高さも自分の慎重に合わせて選べるので、自分に合ったキッチンを選びましょう。
キッチンの高さと通路幅のそれぞれの目安としては次のようになります。
キッチンの高さ=「(最も調理する人の) 身長÷2+5 cmというのが理想的で、1人利用の通路幅の場合は90cm~110cmが理想的で、2人利用の通路幅の場合は120cm以上というのが理想です。
キッチンリフォームをして後悔しないためには何が重要?まとめ
キッチンリフォームを行うときにいろいろと後悔するようなリフォームをすることがあるという事を紹介してきました。
そうならないようにするためにキッチン選びのやり方やオプション設備などについて詳しく紹介してきました。
こちらの情報をもとにキッチンリフォーム後あとで後悔しないようにしましょう。
ただ今、お電話すぐに対応いたします。