キッチンリフォームを行うときにいくつかの注意点があります。
この注意点を忠実に守ることで、リフォーム後のキッチンは使い勝手が良くて料理をしていても楽しく過ごせます。
こういったことは小さなことかもしれませんが、問題解決をすることで新しくキッチンリフォームをするメリットがあります。
それすらできないような場合は、リキッチンフォームをする意味がないのではないでしょうか。
キッチンリフォームの手順とは?
キッチンリフォームをする際は、なぜそうしたいのかを確認するためにもまず現状の不満を確認しましょう。
そして、新しいキッチンはどういったものにするかをイメージすることから始めましょう。
では、キッチンリフォームの手順について見ていきましょう。
◇キッチンの不満点を洗い出す
キッチンリフォームの最初の手順は、今のキッチンの何が不満なのかをまずは書き出すことが大切です。
手元が暗い・家族でのコミュニケーションがとりにくい・ニオイがこもるなど、使っているキッチンに対する不満は家庭毎に違いがあります。
家族で話し合ってから不便に感じることを具体的に書き出すことで、大切なポイントは何なのかを客観的に判断することができます。
また、このときに大まかな予算も決めておきましょう。
キッチンリフォームをするときは、お金の上限を決めておかないと、予算以上の良いものや高いものが欲しくなることが多いです。
例えば100万円までなどと具体的な金額を決めることで、リフォーム内容もより具体的に決めることができます。
◇キッチンのイメージを膨らませる
キッチンへの不満点を洗い出せた後は、本やインターネットを利用してキッチンの理想を家族で共有しましょう。
施工事例などを参考にして、どのようなキッチンの種類や間取りがあるのかイメージを膨らませていくことをおすすめします。
◇キッチンの間取りを決める
不満点を共有できたら次にキッチンの間取りを決めます。
これは大規模なリフォームを行うときに、特に必要なことです。
今のI型キッチンから、Ⅱ型キッチン、L型キッチンなど、今の部屋や生活スタイルにあったキッチンはどれが良いかをまずは考えましょう。
デザインで選ぶのも良いのですが、一番重要なのは現状の不満点が改善され、家庭に合う間取りを決めることです。
◇必要な設備を決める
そして、必要な設備を決めましょう。
今使っているガスコンロからIHにするのか、食洗機を導入するかなど、キッチンの設備はいろいろとあります。
しかし、すべて買いなおしてしまうとけっこうな金額になるので、買い替えたい設備や、取り付けたい機能を厳選したうえで、じっくり検討しましょう。
キッチンリフォームで失敗しないための注意点
キッチンのリフォームを検討するうえで大切なキッチンリフォームの注意点を紹介します。
◇キッチンタイプや間取りを変更する時は、実際の暮らしをよく想像して計画
調理スペースは幅50cm以上を確保し、使い勝手の良いキッチンに(料理好きや人数が多い家庭は、さらに広めの調理スペースを意識する)・通路幅(1人利用の場合)=90cm~110cm、(2人利用の場合)=120cm以上を確保・調理の流れを意識した配置と、キッチン内の動線を意識して配置・目安として、コンロ、シンク、冷蔵庫の3点を結ぶ三角形の辺の合計が510cmだと快適な作業が出来る配置・キッチンからダイニングまでの動線、各種スイッチ類までの動線など、キッチンから他のスペースへ移動するときの動線も意識するなどが大切です。
◇既存のキッチンで使っている家具、家電、ゴミ箱などは、サイズを測ってリフォーム前に設置場所を考えておく
キッチンリフォームをする前にゴミ箱のスペースを考えるときは、分別用のゴミ箱スペースも忘れずに作る・家具類や冷蔵庫は、将来、買い替えで大きなサイズのものに変更するときのことを考え、余裕をもって確保する・キッチンや家具類の配置が変わるとキッチン内に入る自然光の量が変わることがあるため、暗すぎたり、日光が強すぎたりしないか確認するなど設置場所を考えておく必要があります。
◇キッチンの設備は本当に利用するかどうかを考えて取り付ける
ビルトインタイプの食洗機やレンジなどは、設置も修理時も費用が高額になりがち・耐久年数も10年が目安となることが多いため、使うかどうかわからない設備の場合は、据え置きタイプの設備にするのも一つの方法・食洗機は家族が3人以上の家庭で使うことが多いため、家族構成、自分が高齢になったときに利用するかどうかもあわせて検討するなどをしっかりと検討してから設備を付けるかを決めましょう。
◇リフォームで実現したいことを整理し、優先順位をつける
リフォームを成功させるコツは、自分が何に困っていて、何を実現したいのかを明確にし、絶対にゆずれないラインを決め、実現したいことの優先順位をつける・思いもかけない追加工事などで予算をオーバーしそうなときは、優先順位の低いものから諦めるか、グレードを下げるなどして対処する・既存のキッチンで気に入っているところをリフォームの際に残すことも忘れずに・カタログやショールーム、チラシや広告など、なるべく多くのメディアで情報収集をし、価格の相場を知っておくなどリフォームで実現したいかどうかをはっきりと整理しましょう。
◇調理台やカウンターの高さ、キッチンの使用感を確かめておく
調理台やカウンターの高さは、低すぎても高すぎても体の負担になります。
キッチンの高さ=(最も調理する人の) 身長÷2+5cm(160cmの場合は160÷2+5=85cm)が目安です。
ショールームで実際の高さや使用感を確かめておくと良いでしょう。
(スリッパなど、低い履物をはいて高さを確認)収納スペースはたくさんあったほうが便利ですが、設置する場所は使いやすい所を選ぶようにしましょう。
◇何をどのようにリフォームするのか、業者と一緒にキッチンの箇所を見ながら確認
見積り書や契約書の書類だけを見ても内容がわかりにくい場合もあります。
お互いに認識の違いがないようしっかり会話して確認しましょう。
リフォーム工事の前に必ずチェック!
キッチンリフォームでは、キッチンのデザインや素材、設備やレイアウトなど検討すべき点を、しっかりと把握しておきましょう。
◇レイアウト・動線
最後に、キッチンのレイアウト・動線をしっかりとチェックしましょう。
新しいキッチンを導入するときに一番重要なのは、使いにくいレイアウトになってしまうことはないかなどです。
さらに、使うキッチンの動線を確認しておくことも大切です。
たとえば、冷蔵庫からシンクまでの距離は充分に近くにあるか、キッチンからダイニングに料理を運ぶ動線はスムーズに移動できるかなど、リフォーム前に何度もイメージしてチェックしましょう。
◇デザイン
毎日使用するキッチンなので、自分好みのデザインですと気分よく料理できます。
できるだけ希望に沿った好みのデザインのキッチンを選びましょう。
◇素材
油や水がはねやすく、汚れやすいのがキッチンです。
素材によっては、掃除がしにくくなり、油汚れがなかなか落ちないと感じるかもしれません。
そうならないように、事前にショールームを訪れて、実物の素材についてショールームのスタッフに詳しく聞いてみるのもいいでしょう。
◇湿気・換気対策
キッチンは、一番ニオイや煙が発生する場所です。
キッチンの悩みとして、ニオイがこもってしまったり湿気が溜まってしまったりすることです。
通常、どのキッチンにも換気扇はついていますが、リフォームによっては換気扇の位置を変えなければいけないケースもあります。
その際に、ダクトは取り付けられるのか、新しい換気扇の設置場所は確保できるのかなど、換気がきちんとできるかを確認しましょう。
快適なキッチンのポイント
快適なキッチンを作るには、大きく分けて2つのポイントがあります。
それは、収納を十分に確保する、疲れにくい工夫をすることです。
これらが具体的にどういうことなのか見ていきましょう。
◇収納を十分に確保する
快適なキッチンの条件として、まずは収納がたくさんあることです。
たとえば、皿を収納できる場所がキッチンにあるかないかでは、動線の動きもだいぶ変わってきます。
皿をすぐに出し入れできるキッチンであれば、調理後にすぐ配膳できますが、そう出なければ、いちいち食器棚までお皿を取りに行くかなければいけません。
ただ、キッチンに収納場所を増やすのは、動線上邪魔になることもあります。
まずは、調理器具や食器の量を把握して、収納場所をしっかりと決めることが大切です。
リフォームを機に使っていない食器を処分することで、収納スペースに余裕ができます。
また、システムキッチンのように、一体型のほうが効率的なスペース利用ができます。
収納を1カ所にまとめることで、取り出しやすく見た目もすっきりすることでしょう。
◇疲れにくい工夫をする
そして、キッチンには作業をしていて疲れにくい工夫をすることも大切です。
キッチンは長時間立ったまま作業することが多く、できるだけ負担を減らす工夫があると作業自体が苦にならなくなります。
たとえば、床をクッションフロアにすることにより、長時間立っていても足などが疲れにくいこともあります。
また、軽く腰掛けられるスペースがあれば、長時間キッチンに立つ時でも、適度なタイミングで吸われて足腰の疲れを軽減できるでしょう。
キッチンリフォーム時に知っておくと便利な注意点!まとめ
キッチンリフォームをするときお注意点やポイントについて詳しく紹介してきました。
キッチンの設置後にこんなはずではなかったという事がないように、事前対策をしっかりと行っておきましょう。
急キッチンと新キッチンで何も変わらなければ、高額出費をしてまでキッチンリフォームをした意味がなくなります。
ただ今、お電話すぐに対応いたします。